Botrytis Chrysant

お役立ち情報

よく起きる問題

ボトリチス病とは何ですか?そうならない為にできることは何ですか?

Botrytis Chrysant

ボトリチス病(または灰色カビ病)は、バラ、キク、ガーベラ、カスミソウ、トルコキキヨウなどの品質を低下する菌です。花の原産地、季節、出荷と貯蔵の衛生状態が、ボトリチス病の発生と生育に多大な影響を与えます。植物体の生死にも関わらず、菌が繁殖します。小さな胞子が無数に空気中に飛散して感染が始まります。感染初期は花弁の小さな白色の染みが表れ、それはすぐ株まで広がります。徐々に褐色になって、最終的には落弁してしまいます。胞子が活動するには空気中の湿度が必要です。ボトリチス菌がつぼみや花に集まり、花が梱包されることで、容易に胞子が成長します。

 

ボトリチス病は回復できないでしょうか? 

 

 


一度ボトリチス病にかかり、褐色化した部分は回復できません。病気にかかった花弁はよく手で取り除けられていますが、菌がまだ他の花弁に感染してないと限りません。この場合、感染拡大を防ぐために花ごと処分するしかありません。感染は流通の初期段階に始まって、胞子がすでに発芽している恐れがあるため、生花店や消費者は、ボトリチス病の感染拡大を防ぐために花を捨てるしかありません。

何ができますか?

前処理段階:

  • ボトリチス病を避けるには、感染を予防する一方で、胞子の発芽を予防することが重要です。そのためには、蕾と花に生じる胞子の凝縮を避けることが必要です。
  • できるだけ枯れた植物体を温室、選花場、作業場、展示室、冷蔵倉庫から除去しましょう。
  • ボトリチス病にかかった部分をすぐ取りましょう。
  • 大きな温度変化、スプレー処理、長時間濡れたまま包装されている花に対するつぼみの凝縮を避けましょう。 冷蔵倉庫のドアをよく開閉する場合、温度日中に10度、夜間に5度に設定してください。やや高いですが、安定している温度が、大きな変動する気温より優れています。
  • いつも衛生状態に注意して、定期的に壁と床を殺菌しましょう。

後処理段階:

  • 感染が流通の初期段階でよく始まりますので、花を購入するとき、気を付けましょう。
  • 高品質で知られていて、信頼できる生産者から花を購入しましょう。
  • 購入時に花弁の白色斑点がないかどうか確認しましょう。
  • 花の呼吸と空気循環を最適にするために、発送後と冷蔵倉庫中に梱包材を引き下ろしましょう。
  • 衛生状態に注意して作業すること: 毎日テーブル、ナイフ、採花器具を綺麗にして、殺菌しましょう。